狩猟免許試験事前講習会受講(銃猟)
実技試験対策に、猟友会主催の講習会を受講。12000円也(狩猟読本(700円)、狩猟免許試験例題集(1500円)のテキスト代含む)。
試験の一週間前の週末に市民会館的な所で開催。以下スケジュール。
- 9:00~ 9:20 受付
- 9:30~10:35 法令に関する知識
- 10:45~12:10 鳥獣に関する知識・判別
- 13:00~14:00 猟具に関する知識
- 14:10~16:00 猟具の取扱
- 16:05~16:20 距離の目測
午前中は合同で、午後から「網猟・わな猟」と「第1・2種銃猟」に分かれた。受講者は100名(満席)。席指定有。約60名が網・わな猟、約30名が銃猟(内6名女性)。それに対して試験自体の受付数が70名程度だったらしく、猟友会が林務事務所に受付期間延長を要請したらしい(試験当日の受験者は約120名となっていた)。
- 法令に関する知識
僕の場合、既にわな猟免許を所持しているため、知識試験の内「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法令」「鳥獣に関する知識」「鳥獣の保護管理に関する知識」は免除、「猟具に関する知識」のみ。ということでこの時間は復習がてら気を抜く時間にw
狩猟読本(Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ章)を読みつつ、対応する例題集の問題番号を紹介していく講義形式。改訂情報も。
※平成25年猟期から、ウズラが狩猟鳥から除外された。これで狩猟鳥類28種、狩猟獣類20種の合計48種。
- 鳥獣に関する知識・判別
狩猟読本(Ⅲ章)の1~3を補足説明を加えつつ読んだ後、4[各鳥獣の特徴に関する解説]の内、実際に判別試験で使用される図画を提示しつつ、出題される種のみについて解説。逆に言えば、ここで説明をすっ飛ばされたものは判別試験には出ない(狩猟読本の巻末資料に「鳥獣の判別に用いる主な鳥獣の種類」として免許種別に表にまとめられている)。覚え方も“試験対策”にしかならないやつもw例えば、“スズメは絵に1羽、ニュウナイスズメは絵に2羽...にわ...にゅうわ(ry” “イタチは、画面いっぱいに描かれてたらオス、余白があったらメス”。。
- 猟具に関する知識(第1・2種銃猟)
午後からは自由席。銃所持許可を既に持っていて(射撃等)狩猟免許を取ろうとする人はゼロ。初心者講習会まで終えている人は数人。散弾銃も空気銃もまとめて講義。狩猟読本Ⅳ章の3[銃器]を一通り読む。
- 猟具の取扱(第1・2種銃猟)
実際の試験の流れに沿って、4~5人づつ前に出て模擬銃を触る。中々順番回って来ない。時間中に全員終われるのか心配になるくらい。用意されていたのは、水平二連、上下二連、自動銃が各2丁、ポンプ式空気銃(薬室の開閉操作方式が異なるもの)が2丁。
◎全体通しての留意事項
※銃を手にしたらまず、銃身を折る/薬室を開放して覗き込んで「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」。置く前にも必ず。銃口は地面に向ける。試験官に聞こえる様に“確認してますアピール”を。
※用心鉄の中には指を入れない。グリップを握る時に人差し指を出さないように、グーにしとくのが無難。
※室内に貼ってある人物ポスターには銃口を向けない(人と見なす)。
①点検 :目安時間1分。銃床を台の上に置いて行う方が、取り落として減点されるおそれがない。
「点検始めます!」「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」(薬室閉鎖して台の上に真っ直ぐ立てる)
①「銃身・・・(ぐるっと回して目視)変形、キズ、サビなし!異常なし!」
②「先台・・・(目視+ひねってみたりする)ガタつき、ヒビなし!異常なし!」
③「機関部・・・接合部ガタつきなし!異常なし!」
④「開閉レバー・・・(2・3回開閉する)異常なし!」
⑤「安全器・・・(数回カチャカチャする)異常なし!」
⑥「用心鉄・・・(中には指を入れずに)ガタつきなし!異常なし!」
⑦「引金・・・(目視のみ)異常なし!」
⑧「銃床・・・(目視+なでたりひねったり)ヒビ割れ、キズ、ガタつきなし!異常なし!」
(銃身折る)「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」(置く)「点検終わりました!」
②分解、結合
「分解始めます!」「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」
(※上下/水平二連銃の場合)
(閉鎖→台の上に真っ直ぐ立てる→先台を外して置く→開閉レバーをひねって銃身を外して置く)「分解終わりました!」
「結合します!」
(開閉レバーをひねって銃身をはめて閉鎖→先台を付ける)
(銃身を折る)「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」(置く)「結合終わりました!」
③装填、射撃姿勢、脱包 :壁には狩猟鳥と非狩猟鳥のシルエットが掲示されている。
※射撃姿勢:首を前に伸ばす感じ。ほっぺたの肉を銃床に押し付ける。ウインクしない。両眼で狙う。用心鉄・引金には触らない。
「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」「装填します!」
(先台を握ったまま、模擬弾2発装填→銃口は地面に向けたまま、銃床を持ち上げて閉鎖)
(壁に貼られた狩猟鳥に向かって射撃姿勢をとる→(試験官に言われる前に)銃を下ろして銃身を折る)
「脱包します!」(模擬弾2発抜く)「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」(置く)「終わりました!」
④団体行動
①保持:5人づつ各自銃器を持って並び、「右向け~右!」「回れ~右!」等号令に合わせて方向転換。前後左右の人に銃口が向かないよう適宜保持方法を変える。...ずっと上向きで持ってたらいけるんちゃうか。。重いけど。
②受け渡し:川に見立てた布の両側(距離約2m)で2人間で受け渡し(往復)。
【渡す側】「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」(閉鎖→相手に銃床を向け、銃身の先と真ん中あたりを掴んで差し出す)「お願いします!」(相手が確実に保持しているのを確認して離す)
【受取る側】(差し出された銃を掴んだら)「よし!」(銃身折る)「薬室内実包装填なし!銃腔内異物なし!」
③休憩:休憩場所に見立てた布の上に座る。銃器は開放する。銃口は人に向けない、地面に着けない。
⑤空気銃(圧縮、装填、射撃姿勢) :置く際には開放した薬室側を上に向ける。圧縮は3回でおk。腕力不足でレバーが重いなら1・2回目は軽く、3回目だけ大きく圧縮操作しとけばおk。装填はするふりだけ。試験官に撃つよう指示されるまでは引金に触れない。最初と最後に「薬室内実包装填なし!」
⑥距離の目測 :建物裏手駐車場にて10m、30m、50mの距離で設置されたパネルを見学。300mは敷地を大幅にはみ出るので無し。試験本番が行われるであろう場所も教えてくれた。
感想。払った分勉強させて貰うつもりで自分からガンガン行かないと中々触れない。