樵Log

林業職2年目。まだまだ修行中。

初めての銃検

年1回(春先)、銃所持者全員に「銃砲の検査」のおしらせが所轄警察署から届く。銃刀法13条で規定されているもので、指定された日時に所持許可を受けている銃砲(替えの銃身、弾倉なんかも全部)を所持許可証、帳簿と併せて検査場所へ持参しないといけない。いわゆる【銃検】

 

ド平日の午後に指定されました。

田植え前に仕事をやっつけるべく忙しそうにしてる上司にものすごく気が引けながら休暇願提出して丸一日休み取りますたすみませんでした。僕だってせめて半日だけでも木伐りに行きたかった!!!

検査場所として所轄警察署内会場や近隣公的施設が使われる。

しかし、所持している空気銃本体はK銃砲店に保管委託しており、自宅には保管庫が未設置のため持ち帰る事ができない。銃砲店の開店を見計らって受け取り、検査場所へ持参した後その足で再び銃砲店に預けに戻り、帰宅せねばならぬ。寄り道も銃を車に置きっぱなしにもできない(「おしらせ」にも注意書があった)。

 

街中で渋滞に巻き込まれるかも、と時間に余裕を持たせたのが裏目に出て、検査会場駐車場で2時間弱時間を潰す。。銃の運搬中にコンビニでトイレ借りる程度は許されるのだろうか。疑問。

指定時間の10分前にしびれ切らして会場入りしたら、受付で何も言わないうちに“○階へドウゾー”。釣り用の竿ケースを銃ケースに流用しているのだが釣客ではないと判るようだ。

待合室で名前の確認されて1人づつ検査室に呼び込まれる(ものものしいふいんき)のを想像してたら、大部屋で来た順に①銃全長と銃身長を測られ②警察署生活安全課職員に簡単な質問を受ける。で、終了。

 

銃の確認計測してたのはおそらく猟友会か射撃指導員だと思われる。銃床の肩パッド(?)を含めて全長を計測したら所持許可証と数字が微妙に違って“空気銃はわからん!”とか云われる。チラ見したら、猟銃の場合は模擬弾の装填・脱包もしていた。

質問は①使用実績(出猟回数、射撃回数)②取扱いについて(運搬時は分解しているか、など)③保管庫について(設置状況、鍵の管理など)④変更事由はないか、など。猟銃(散弾銃、ライフル銃)の場合は実包の譲受・譲渡・消費等についての記録簿、射撃場のスコアカードもチェックされる(空気銃でも弾(ペレット)消費数について訊かれたとの声も)。皆さんクリアファイルなんかに整理しておられる。“そんな帳簿なんかつけとらんわぃ”とか仰る御年配の方がいらっしゃったが、若い職員に切々と必要性を説かれ“付けてなかったら持たれへんようになるよ”と脅されてた。。

使用実績ゼロ、完全委託保管、空気銃の僕は“訊く事無いわ!(笑”で済まされ(実質3分もかかってないんじゃなかろうか)署名して即おわり。印鑑不要。

 

ユルい。予想外に雰囲気がユルい。

駐車場で時間潰さなくても受けられたんじゃないかと邪推するくらい。

会場で会った受検者はほぼ全員定年後の年齢に見えた。(銃持たせといて大丈夫だろうか、と心配になるくらいの方も。。。青二才の僕、場違い感半端無いww

今年の猟期から来年の銃検当日までは自宅保管にしようと決意。