樵Log

林業職2年目。まだまだ修行中。

狩猟免許試験(わな猟) 適性試験・実技試験内容

知識試験退出者から順次、適性試験

 

先ずは5・6人づつ外の廊下に並んで、運動能力。屈伸やら手を握ったり開いたり。視力検査はごく普通に。両眼で0.5(銃猟では0.7)以上で合格。眼鏡使用を申告(見て判るものだが)。これらの過程で聴力検査を済ませているらしく、いつの間にか判子が押されてた。

 

知識試験結果が貼り出されるまで長い長ーい昼休み。射撃場で遭った方と再会して喋ったり。数人の不合格者だけホワイトで消された席順表が貼り出された。

 

技能試験は免許の種別毎に分かれて行われる。全受験者90名中、わな猟は18名。

  • 鳥獣の判別

18名全員が別室に移動。試験官が鳥獣の描かれたボードを5秒程度提示した後、10秒程度の回答時間で狩猟鳥獣名(非狩猟鳥獣の場合は×印のみ)を記入。出題は、タヌキ、キツネ、テン、イタチ(オス)、ニホンジカ、ミンク、アライグマ、ハクビシン、アナグマ(以上狩猟鳥獣)、モモンガ、オコジョ、カモシカ、イタチ(メス)、ニホンリス、ムササビ、ニホンザル(以上非狩猟鳥獣)の16種類。雌雄の判別に迷うだろうと思っていたイタチは、大小どちらであるかのシルエットでの指定が絵の脇に併記されていたので全く問題なかった。

  • 猟具の取扱い

5人づつ呼び出されて廊下で待った後、1人づつ室内に通される。出入りの際ドアの隙間から垣間見える以外、中の様子は分からない状況。室内には試験官+立会人が計3人。終わった者から順次会場退出。

 ・猟具の判別

6種類の猟具が机上に陳列されている。“使える”(=法定猟具)か“ダメ”(=禁止猟具)かを口頭にて回答。箱わな、筒式イタチ捕獲器、くくりわな、箱おとし、とらばさみが出題。ストッパーや桟の有無は猟具と一緒に置かれた札に書いてある。...たぶん触ったらダメ。

 ・猟具の架設

陳列された猟具から箱わなを選択。制限時間は6分(?記憶曖昧)。ガチャンガチャンいわせる事もなくうまいこと止まってくれたのでストッパーを掛けて(忘れる人が多いという注意を聞いていた)“架設完了しました”と宣言。時間にして10数秒。

ところが。“....本当に?”と試験官に確認されフリーズ。数秒間の静寂。

“ハイもう結構ですよー”。肩を叩かれ、標識(プレート)設置忘れを指摘された。やらかした。最後の最後でやらかした。

 

技能試験は100点満点からの減点方式⇒70点以上合格。

鳥獣、猟具の判別を誤った場合は各々(1種類につき)2点、5点と減点は大きくない。猟具の架設が円滑でない場合は10点、不完全な場合は20点、できない場合には31点の減点⇒即不合格。

標識設置忘れが「架設不完全」ととられればまだ合格の望みはあるが、あの瞬間存在自体全く頭から抜けていたので「架設できなかった」と云えないこともない。何より試験官の“(残念だったね(^ω^)また今度)”と言いた気な肩叩きがもうだめだと思わせた。。

 

2週間後、庁舎とホームページで合格者番号が発表された。実の所それすら忘れかけていた。ところがなんとなんと、【合格】していた。願書を提出した振興局に免状を受け取りに行く時も(何かの間違いじゃないか、あんたの名前合格者名簿にありませんよとかいわれるんじゃまいかgkbr)半信半疑。発表から1ヵ月は過ぎていたので僕が最後の1枚だった。